〈PRESIDENT特別対談〉みらいワークス×三菱マテリアル
全社的DXにおける課題の解決にプロ人材の経験とスキルが貢献
~内部にノウハウが蓄積され、社員の成長も後押し~

非鉄金属素材や各種高機能材料、エネルギー事業などを手掛ける三菱マテリアル。昨年創業150周年を迎えた同社は、全社的なDXによる経営改革を進めている。そして、その改革をサポートしているのがさまざまな企業にプロフェッショナル人材を提供するみらいワークスだ。一昨年より三菱マテリアルの最高デジタル責任者を務める亀山満氏とみらいワークスの岡本祥治社長が、DXを成功させるためのポイントや人材戦略について語り合った。

現場をリードできる人材の確保に課題が

【岡本】三菱マテリアルさんがDXを重視し始めた経緯から教えてください。

【亀山】海外の競合がDXで経営の全体最適を実現しつつある中、「今始めなければ大きな差が付いてしまう」という経営陣の危機感がまずありました。もう一つは経営改革の重要施策であるということです。事業ポートフォリオや経営の最適化、ものづくりや人事制度などの経営改革の取り組みは全てつながっていますから、施策も総合的に進める必要があります。そこでマーケティング、データ基盤づくり、人材育成など、経営戦略に沿って21のDXテーマを定め、全社的に取り組むことにしたのです。

【岡本】本来手段であるDXを目的化してしまい、失敗する企業は少なくありません。その点、経営戦略とDXを一体化させ、目標を明確化し、さらに経営者もコミットして改革を推進する姿勢は素晴らしいですね。

【亀山】ただ、21のテーマそれぞれについて、現場でリードできる人材を確保するのは大変。そこで、前職時代にも即戦力のDX人材の紹介でお世話になったみらいワークスさんにご協力いただいたわけです。

【岡本】DXの重要性は理解していても、内部に推進役がいないという声はとても多い。当社には、改革をけん引できる人材、各現場を取り仕切れるリーダー、技術の専門家など多彩な人材が登録しています。DX分野でも、多くのプロ人材が現場で社員と同じ立場で動き、課題解決を支援しています。

必要なとき、経済的に力を借りることができる

【亀山】例えばコンサルティング会社などから助力を得る場合も、“丸投げ”では主体的な取り組みができません。とはいえ、社内でDX人材をゼロから育てるのは時間がかかるし、採用しても相性が合わないリスクもある。そんなとき、経験豊富な人材が必要な期間、力を貸してくれるというのは本当に助かります。

【岡本】当社のプロ人材はフリーランスですから、特定のシステムやソリューションに縛られることなく、真にお客さまの立場に立った判断が行えます。また、コンサルティング会社に依頼するとノウハウが残りにくいのですが、フリーランスの場合は企業側がイニシアチブを取って施策を進められますので、ノウハウが残りやすいのも利点と思います。

【亀山】フリーランスというと主に定年後の人というイメージもありましたが、実際は最前線で活躍する働き盛りの人が多い。それでいて人件費を抑えられるのもありがたいです。

【岡本】実際の働きぶりはどうですか。

【亀山】RPAやERPの開発、環境関連業、タレントマネジメントなど幅広いプロジェクトでリーダーとして活躍してもらっています。社外スタッフであることを忘れるほど溶け込んでいる人が多いですね。

【岡本】一口にDX支援といっても企業ごとに社風も仕事の進め方も異なります。当社では、お客さまの現状や課題、社内の体制などを伺い、スキルだけでなくあらゆる面を考慮して、その企業に最適な人材を選定しています。

【亀山】社員と同じベクトルで仕事を進めてくれる。だから、こちらも安心です。

【岡本】一般に外部の人材は、案件を進めながら、いかに“次”につなげるかを考えざるを得ません。その点、プロ人材は自分が抜けた後のことも意識して、社員の方に知識やノウハウを伝えている。実際、お客さまからは「自社だけでは難しいことが実現でき、内製化も進んでいる」との声を多く頂きます。

【亀山】メリットとしてもう一つ感じるのは、社内に多様性が生まれ、社員の良い刺激になっているということです。自分たちには当たり前の仕事の進め方や制度について率直な指摘をもらったことで議論が深まりました。

【岡本】多くの企業の現場を見ていますから、そうした気付きは多いと思います。

【亀山】変化が速いデジタルの世界では、外部に学ぶことも重要です。当社の社員にもそうした積極的な姿勢が出てきました。また、プロが持つスキルにも触発されているようです。

【岡本】当社は、プロ人材が挑戦するエコシステムの創造を通して、日本全体の企業の成長・発展に貢献したいと考えているので、そう言っていただけるとうれしいですね。

【亀山】三菱マテリアルとしても、「人と社会と地球のために」という企業理念を実現すべく、脱炭素社会の構築に向け必要な施策をいっそう強化したい。それにはDXの実現が欠かせません。まずは21のテーマを完遂し、社内の人材育成もしっかり進めていきます。

【岡本】引き続きサポートさせていただきます。プロ人材が活躍する場を広げ、日本を元気にすることがまさに私たちの役割ですから。本日はありがとうございました。

対談者

三菱マテリアル株式会社 最高デジタル責任者
亀山 満氏
1995年より日産自動車でITを活用した全社業務改革プロジェクトを担当。2012年に資生堂に入社し、グローバルIT戦略を統括。20年に三菱マテリアルに入社し、同社初の最高デジタル責任者として全社的なDXを推進する。

対談者

株式会社みらいワークス 代表取締役社長
岡本 祥治
2000年にアンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)に入社。ベンチャー企業を経て、47都道府県を旅する中で「日本を元気にしたい」との思いを強め、起業。12年にみらいワークスを設立。17年に東証マザーズ上場。

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